虫歯って何?虫歯の原因は?虫歯はなぜできる?

虫歯ってなに?

虫歯菌の働きによって歯のエナメル質のミネラルが溶けだすことが虫歯の始まりです。

虫歯菌の餌になるのが糖分、特に砂糖です。

食事のあと、口の中に残った糖分を虫歯菌が分解し、酸を発生して歯を溶かします。

成人なら、歯肉が下がってきて露出した歯根(歯ぐきの中に埋まっている根っこの部分)や詰め物、被せ物のすき間から発生します。

虫歯になったサインはあるの?

磨き残して歯垢がたまっていくと その部分の歯の表面のすぐ下からミネラルが抜け出ていきます。

これは初期虫歯といわれ、 本格的なむし歯の一歩手前の状態です。 歯垢を落としてよく観察すると白っぽく見えます。 これが進行して茶色くなったり穴があいてしまうと、 歯科医師による治療が必要になります。

そうなると、神経のある歯の場合、冷たいものがしみるという症状が出てきます。 予防で虫歯ゼロ目指しましょう!

自分で虫歯は治せるの?

歯の表面のエナメル質が溶け出して、白く見えてきた初期虫歯の段階なら、自分で治すことを可能です。

歯の表面にこびりついている歯垢を落とすために、丁寧に磨きましょう。

このときフッ素やハイドロキシアパタイト系の薬用成分が入った歯磨き剤を使って磨くと唾液による歯の再石灰化(健康な状態に戻る)を助けてくれるのでおすすめです。

虫歯予防に大切なのはなに?

正しい歯磨きで歯に虫歯菌を増やさないことが大切です。

また、磨き残しの古いプラーク(歯垢)ほど強い酸で歯を溶かすので、上手に磨けていない部分がむし歯になりやすいと言えます。

そして、食事の内容や回数を見直しましょう。ダラダラ食いは最も危険です!食事の間隔をあけることによって、唾液のパワーでミネラルが回復(再石灰化)する時間を確保することがポイントです。